読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

寺町計算言語

計算の話や言語の話もするかも。多少は。※個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません

資源分配問題


ふと思い出したことを忘れないうちに書き残しておきます。

世の中にあふれる情報が、自分の時間、気力の限界と比較して多すぎることは人生の早い段階から明らかでした。人生は短く、やりたいことですら、優先順位をつけて選択肢なければなりません。ましてやどうでも良い情報に時間や気力を割くのは無駄です。ですので、ある種の情報が自分に関係のないと判断すると、それ以降はその情報はまるごと遮断して生きてきました。フィルタリングに失敗して、必要な情報を逃していることも結構あるのではないかと推測します。それにあとで気付くこともたまにあります。

それは2013 年の年の暮れのことでした。その年の 9 月にオリンピックの東京開催で決まりました。もちろん、オリンピック関連情報は自動的にフィルタリング対象になりました。スポーツで、かつ東京です。自分に関係することは何もないように思えました。自分にとってどうでも良いことに自分の払った税金の一部が使われるという点を除いては。そうしてオリンピック関連情報を自然と遮断しながら数ヶ月過ごしてきました。ところが、とある企業研究者が飲み会の席で言うわけです。オリンピックがあるから、しばらく機械翻訳特需が続くと。オリンピックと機械翻訳を結びつける言説は今でこそ業界内で頻繁に耳にしますが、私が聞いたのはこれが最初でした。自分にその発想が微塵もなかったことに危機感を覚えました。

写真は今津の元寇防塁跡 (2014 年 8 月 30 日撮影)。埋まっています。